交通アクセス
HOME > 秦家サロン > 秦家親子会 > 秦家親子会prev
2012年11月24日(土) 茶歌舞伎(ちゃかぶき)

座敷
紅葉のピークをむかえた連休の中日
日本の緑茶の発祥の地、宇治田原で代々茶業を商っておられる谷口さんに『茶歌舞伎』を教えていただきました。
初めての体験でしたが、結果は好成績で終えることができました。
和室の静かで落ち着いた雰囲気のなかで集中することもできて、みんなの感が冴えたのかもしれないですね。
と、親子会を終えてからお世話いただいた星野さんとも話していました。

 
もみじ
このような住まいにとって奥庭はある意味神聖なところで、掃除以外の目的で入ることはしないのですが、この日は特別。色づいた「紅葉」をお題にして、これから体験する茶歌舞伎への導入、「紅葉狩り」をしました。

奥庭
  「苔の上は踏まないように、石の上を歩いてね。」「は〜い!」色づきの違う葉を神妙に選んで竹かごに集めました。けれど小さい子は紅葉の葉を選ぶより、飛び石の上を渡り歩くのが楽しかったようです。

お話

はじめに、お茶の歴史などについてのお話を丁寧にしていただきまし。私たちが親しんでいる日本の緑茶は宇治田原がその緑茶発祥の地であること、お茶の飲み方や呼び方の変遷など、中国から伝来してからどのようにして発展してきたのかについて知る機会になりました。煎茶が現在のように日常的に飲まれるようになったのは昭和20年以降のことです。と伺ったときには、「え-、そんなものですか。」と大人たちからは声があがりました。
お話
宇治、栂ノ尾(とがのお)で作られたお茶と、それ以外の地で作られたお茶とは呼び名を違えていたのですね。

お話
本茶=Pon、非茶= Pi。宇治・栂ノ尾産を「本茶」と書いて「ポン」、それ以外の産地のお茶は「非茶」と書いて「ピ」。
 

 

 漢字で「ちゃかぶき」は、茶歌舞伎、茶香服とも書きますが、「闘茶 とうちゃ」とも呼びます。現代では、五感を使う風流な遊びを楽しみますが、もとは賭け事として広まったようで、茶歌舞伎が嵩じて財産を失う者まで現われるようになり幕府が禁止令をだすこともあったそうです。

 さあ、いよいよ「茶歌舞伎」のルール、当てるポイントなどを教えてもらって茶歌舞伎をはじめました。

茶歌舞伎

茶歌舞伎  「紅葉之講」  ちゃかぶき もみじのこう

@最初、「紅葉」という銘のお茶を飲み味や香りを覚えます。
A次に本講で五煎のお茶を飲みます。
その五煎のお茶の中で何煎目に「紅葉」が出たかを当てる利き茶の遊びです。
B右の句を一〜五に振り分けて、紅葉が出たと思った出順のところに○印で回答をしていきます。

試み茶 「紅葉」・宇治田原極上煎茶
本講  五煎中「紅葉」は二回出ます。

一 おく山に (一煎目)

二 もみぢふみわけ (二煎目)

三 なく鹿の (三煎目)

四 こゑきく時ぞ (四煎目)

五 秋はかなしき (五煎目)

猿丸太夫(さるまるだゆう)

茶歌舞伎
五煎のお茶は、一種類ずつ紙袋に入ってました。
好きな袋を参加者が選んで抜き取り、 一〜五の漢数字を谷口さんが記されます。
お茶を入れる側が何もごまかしていませんよ。ということですね。
そして、その数字の順番どおりにお茶を入れていかれます。
お茶の出方が一定になるように、急須にお湯を注いでから指すまでの時間はストップウォッチで計ります。
急須からガラス容器にお茶が注がれていくのを、全員が食い入るように見入っているのには理由があるんです。
お茶を見分けるポイント@、容器に注がれるお茶の落ちていきかたが違っているのだそうです!
う〜〜ん!! わかる〜かな〜〜  どこが〜??
 
茶歌舞伎
ポイントAは、色を見ることらしいのです。
「注がれたお茶です。はい、こんな色です。」って、見せていただいても・・・ね〜
ふ〜〜ん、て感じ?
 
茶歌舞伎
ポイントBは、雰囲気を見る???
「はい、茶杯に入ったお茶。その状態というか、景色というか、それを見ます。ここで8割がた、見分けがつくんですよ。」
って、言われてもね〜〜。雰囲気って??????

茶歌舞伎
ポイントC、茶杯の飲み口を手のひらで塞いで、パッと開けた時の香りを確かめる。
うん、うん、これは見分ける目安になるな!
皆、真剣。何度も、何度も、確かめました。
最後に飲んで口の中で確かめるのですが、谷口さんのお話によると
飲んでみるのがいちばんわかりやすい。と思いきや、いちばん、当てにならないのだそうです。
へ〜〜、そうなんですか。。
 
茶歌舞伎
これを繰り返すこと五回。
はじめに覚えるために飲んだ試み茶「紅葉」を加えると、6煎のお茶を次々に飲んだのですから
谷口さんがおっしゃったとおり、味が重なっていくと確かに飲むことで見分けをつけるのは
当てにならないな。という思いに至りました。
茶歌舞伎
一煎お茶を飲むたびに、手元の紙の書かれた一おく山の 二もみじふみわけ 三なく鹿の 四こえきく時ぞ 五秋はかなしき 
の上に、自分でこれが「紅葉」と思ったら記しをつけていきました。
年長さんの女の子も、ちゃんとルールを理解して楽しんむことができていて、よかったです。
ポイントD、かく乱作戦。 アッ!わかった。 ん〜、今のは玉露かな。。 とわざと声をだしてみる。
これを聞いて実践していたのは、彼女だったのです。

 
茶歌舞伎
さあ、五煎のうち「紅葉」は何番目と何番目にあったでしょうか。組み合わせは十通り。
各自、予測した組み合わせのところへ、名前を書き入れていきますよ。
 
茶歌舞伎
「お茶の入っていた袋の内側に、お茶の名前が書いてあります。これを順番に開けていきます。」
皆、谷口さんの手元に注目です。
 
茶歌舞伎
ドキ、ドキ、、、
 
茶歌舞伎
いよいよ、最後の1枚の発表。
やった〜〜!!!! コブシを振り上げる様子、その喜びようといったら、写真がぶれてしまうほどでした。
二つ入っていた「紅葉」をパーフェクトに当てたのは大人2人、子ども2人。
あとの参加者もひとつは当たっていたので、はずれの人はひとりもなく、好成績。
「こんなことは、珍しいですよ」と、お褒めの言葉もいただいきました。
 


京都・下京 秦家住宅 〒600-8469 京都市下京区油小路仏光寺下ル太子山町594番地   TEL/FAX:075(351)2565  mail2565@hata-ke.jp

copyright hata-ke.2008.All rights reserved