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月23日(日) 『町家の夏支度を体験する』  ー建具替えのお手伝いー


座敷
季節は梅雨の最中ですが、建具替えを済ませると、その日を境に住まいは夏景色に変わります。
親子会のみなさんと建具を替えるのは今年で3年目になりました。
襖やガラス障子を外した家の中は、広々と鴨居(かもい)、敷居。壁、柱が目だってみえます。

 
店の間

 親子会のみなさんに混ざって、今年は海外からの留学生とその先生も参加することになりました。はじめる前に、建具を取り外して持ち運ぶ時の注意する点を伝えます。また、この日は親子会とは別に一般の人たちの見学会も重なることになり、その方々が来訪するまでに建具替えを済ませることも伝えました。受け入れ側として、お茶菓子の準備もしてもらうことになったのです。

・建具を壁や鴨居などにぶつけないよう、動作は前後に注意してゆっくりとしましょう。
・襖の神のところに指先が触れないように気をつけましょう。(手の油が唐紙に付くのを防ぐためです。)

 

建具を運ぶ
土蔵から夏建具を取り出す人、冬の建具を土蔵へ運ぶ人に分かれて作業にあたります。
人出があっても手順良く動かないと、かえって手間取ることになるのですが
初対面の人たちの集まりにもかかわらず、自然に役割を分担して効率よく動くことができていました。
小回りの利く子どもたち、動きはぎこちない大人よりも良かったように思います。



蔵へ建具運び
小学1年生になったHちゃん。襖の両端を持ってかかえて足元に注意しながら、お母さんといっしょに蔵の中まで運びます。


籐筵を敷く
座敷の棟筵は京間サイズの8畳敷きなので、重くて長い。さすがに、子供たちが持つのには無理があるのですが
前後を大人に持ってもらい、舵取りしてもらいながら一緒に運びました。
畳の上に広げていくときは、柱にぶつけないようにゆっくりと。

乾拭き
籐筵は、玄関棟の三畳、四畳半、中の間の六畳をあわせて全部で4枚あります。
全部敷き終えたら、雑巾で乾拭き。籐筵の目に逆らわないように、やさしく拭いてね。
ヒンヤリ、スベスベ、気持ちいい! ついおもわず走りたくなる気持ちわかるのですが、そこは我慢してもらいました。

御簾をかける
御簾は竹を細く裂いたものを糸で繋ぎ、金襴の布で縁取りした繊細な室内用の簾です。
よく見ると、竹の節を波模様にみえるように細工してあります。
下で支えながらゆっくりと下げていきます。繊細な上に、経年を経た道具を扱うときは丁寧に扱わなければいけないのですが
声をかけながら一緒に動いていると自然に子どもたちの顔つきも真剣になってくるのです。

御簾をかける
本物にふれる、そのことが何よりも大切です。
 
見学者
さあ、十数人の見学者が店の間に。京町家の説明をしている様子を傍らで聞いていてもらいました。
いろいろな人を受け入れている様子、どのように感じていただいたでしょうか。
見学者
奥庭周りを見学に歩く来訪者の人たちです。
お菓子の準備
見学者用のお茶菓子を並べる準備を手伝ってもらいました。皆さんが帰られた後は、自分たちの番!わらび餅と水出しの緑茶を楽しみました。
蚊帳をつる
そして、夏は恒例になってきました「蚊帳(かや)」を吊りました。初めての子も、体験済みの子も一緒です。
どうやって吊るのかな。わかった!みんな、楽しそうです。
 
蚊帳のなか
蚊帳の中
森の絵本 講談社 蚊帳の中
 吊れたらさっそく蚊帳の中へ入ります。寝転ぶ子、足を伸ばす子、みんな大はしゃぎです。
ひとしきり騒いだあとは、星野さんに朗読をお願いしました。
せっかくなので、お母さんたちも蚊帳の中へどうぞ。。
蚊帳の中でお話を聞く
森の絵本 講談社
森の絵本 長田 弘・作、荒井良二・絵
  籐筵の冷たい感触が心地よかったのでしょうか。気だついたら子どもたちはみんな上向きに寝転んで、やさしく語りかけるような星野さんの声に耳を傾けていました。
   そんなことで、絵をみることなく最後まで聞き入ったいたのですが、読んでもらった絵本「森の絵本」は、色づかいもとてもきれいな美しい本だったこともここでご紹介させていただきます。

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