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8月17日(土) 『お盆 送り火の心にふれる』  ー無病息災を願う 大文字山の消し炭拾い ー



大文字山 山頂
8月16日、京都の家々のお精霊さん(おしょらいさん)は、五山の送り火とともに冥土の世界へ戻っていかれるといいます。
五山の麓に住まう人たちは、室町時代から受け継がれているというこのお盆の行事を
先祖の霊を静か送るために粛々と続けられているのです。
燃えつきて消し炭になった護摩木を持ち帰り、無病息災のお守りとして家の入口に取り付ける。
8月の親子会では、こうした地元の人々の慣習を知ることから、 ほんの少しでも送り火の心にふれることができればと実施しました。

送り火の翌日、17日も朝から快晴で暑い日になりましたが、暑さ負けすることもなく元気に登頂しました。

 
今回は、京都造形藝術大学 歴史遺産学科の末松先生と同学科の学生さんも銀閣寺で合流。途中、銀閣寺門前町として今も賑わいをみせる界隈の歴史についてのお話伺いながら登山口まで歩きました。
その昔、都を治めていた将軍のお膝元だったこの村(当時は銀閣寺村」)の家々は名字帯刀を許されていたそうで、今も江戸時代の絵図そのままの道がそのまま生きているのだそう。 ここは、お父さん、お母さんのお勉強時間になりました。

銀閣寺町

 

山登り
細い川沿いに登山口に向けて歩き、橋を渡るといよいよ登り坂。
身軽な子どもたちは、8月の陽射しにも負けずどんどん登って行きます。

山登り 石段

石段
夏休みで、京都に単身赴任のお父さんのところへ来ていたTさん一家。
最初はお父さんとお姉ちゃん2人の参加でしたが、 いちばん年下の子(3才)もお母さんと飛び入り参加。
それは、そうですね。留守番はかわいそう。 手を引いてもらっいながら、がんばって歩けました。

お話を聞く
山頂で記念写真を撮った後、ここでも大人の勉強時間がありました。
子どもたちには、ちょっと難しいお話で消し炭拾いまで座ってお話の終わるのを待ちました。

火床
送り火の護摩木は、薪、松葉、麦わらを添加剤にして燃やされます。
これを積み上げる「火床(ひどこ)」には、耐火性のある大谷石(おおやいし)が使われています。
「火床」は、先祖の霊を送る神聖なところ。足をかけたり、腰を下ろしたりしてはいけないところ。
出発の時、この話をきいていたこどもたち、みんな約束を守って気をつけながら消し炭を探しました。
消し炭拾い
消し炭拾い
16日の送り火が終わってから翌17日の早朝のうちに、消し炭は拾われてしまいます。
どの火床にも、小さな欠片しか残っていないとみんながあきらめはじめたころ、ひとつの火床に残っていました!
 
消し炭 消し炭
大きな消し炭が2本。これは末松先生が、保存会の方にお願いして用意していただいた 内緒のプレゼントだったんです。
 消し炭を拾った後は、見晴らしのいい山頂で玄米の緒に儀路を食べました。 おにぎりは、朝、秦家のオダイドコで各自握ったもの。竹の皮に梅干と一緒に包んで持ってきたもの。シンプルすぎるお弁当は、少し物足りなかったかもしれません。けれど、玄米はバランスのとれた食べ物なのです。そのあたりのことも今回、それとなしにお伝えしたかったのでした。

※竹の皮は、デパートの和の調理器具、またお菓子の材料などを売っているコーナーに売っています。使う前に、水に浸けておくと竹の皮が柔らかく扱いやすくなります。竹の皮には、殺菌効果もあることから、昔から身近な日用品として重宝されてきたものです。梅干とおむすびを姿良く包んだ形は、簡素な美しさに満ちています。こどもたちにも、伝えてあげたい先人の生活の知恵のひとつです。


包み方
お弁当を食べた後、拾った消し炭の包み方を説明しました。紅白の水引は、赤色が右にくるように結びます。
お正月の根引きの松の飾り方、祇園祭の厄除け粽を取り付けるときはいつもこのように半紙と水引を使います。
きっぱりと白い半紙と水引は、何事かのとき、あらたまった意を表す形として、とても日本的なものだと思います。
今回、消し炭をこのように包んだのは、どこまでもわが家流です。



消し炭
拾ってきた消し炭。
 
無病息災 紅白の水引
半紙で包んだものに紅白の水引をかけるだけで、白い包み紙があらたまった姿に変わります。
粽と一緒に
今年の粽のと隣に並べました。

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